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弁護士の随想録

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合格体験記

 支所設立に向けてパソコンを整理していると、私が書いた合格体験記が見つかりました。
 名古屋の片隅で、弁護士になる前の私が書いた文章です。
 一部を抜粋します。

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 私はすぐ眠くなる人で、ダラダラゴロゴロするのが大好きな人です。映画も漫画もゲームもお酒も麻雀も好きな人です。
 大学一年生の頃は一応法律の勉強もしていましたが、髪の毛を染めて服装にも気を遣い、大学生活を謳歌していました。
 髪がぼさぼさで、ぱんぱんに荷物を詰めたリュックサックを背負い、いつもぶつぶつ言っている司法試験受験生を見て、自分は楽しく受験生を続けようと考えていました。
 しばらくして、TVを捨てました。TVや新聞で得た知識は司法試験には出題されません。だから見なくていいと思います。合格後に朝日新聞三年分読めば、常識は身に付きます。
 また、髪の毛は自分で切るようにしました。時間がもったいないからです。よく変な髪型になりました。
 さらに、コンタクトを眼鏡に替えました。仮眠をとりやすいし、洗浄の1分がもったいないし、勉強するだけの生活ならコンタクトである必要もないからです。また、常に判例六法を持ち歩くようにし、わずかな空き時間に読むことができるようにしました。
 そして、カバンをリュックサックに替えました。荷物が多いこと、常に判例六法を持っていると手が痛くなってきたことが理由です。また、おしゃれなリュックサックは利便性を犠牲にしているため、高校指定のリュックサックを選びました。
 試験直前期の私は、髪がぼさぼさで、ぱんぱんに荷物を詰めたリュックサックを背負い、いつもぶつぶつ言っている司法試験受験生になりました。
 私なりにつらいこともありました。でも、まあ、受かったからいいです。
 みなさんも、いろんなものを捨ててこの世界に飛び込んだのだと思います。努力しても叶わない夢はありますが、努力せずに叶えばそれは夢ではありません。
 皆様が、9月に最高の祝福を受けることができますように。

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 懐かしいです。
 弁護士となり多くの案件を扱う中で、弁護士であることが当然になってきました。
 就きたい仕事に就くことができた喜びを忘れずにいたいと思います。

(弁護士 森田祥玄)