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自筆証書遺言の書き方

2012年2月19日

名古屋新瑞橋事務所 弁護士 森田祥玄

最近、遺言の相談が非常に増えています。 我々弁護士が関与する遺言は、公正証書遺言がほとんどです。 公正証書遺言は、公証役場で原本が保存されますので、証拠力が非常に高く、且つ、紛失、隠匿、改変の危険性がありません。 また、自筆証書遺言とは違い、家庭裁判所の検認手続が不要になり、これが残された人にとってはとても助かるのですが、それはまた別の記事で。 今回は、自筆証書遺言の書き方をまとめてみます。 私はいつも公正証書遺言を勧めていますし、残された方には公正証書遺言の方が助かるとは思いますが、どうしても自筆証書遺言を書きたいという方は、一度は民法968条を見ながら勉強をして下さい。 また、間違えると無効になるものであり、我々弁護士もとても慎重に回答をする分野です。 一度は弁護士か司法書士にご相談頂いた方がよいかと思います。 自筆証書遺言とは、遺言者が 「全文、日付及び氏名を自書」 する必要があります。 ワープロではだめなのです。テープレコーダーによる録音でもだめなのです。 ワープロではダメという点が、一番の注意事項ですね。 外国語でも、意味が通じればかまいません。 用紙も特に法定はされていません。文字が書けるものであればなんでもよいのです。 但し、残された遺族の気持ちもありますので、便せんなどにしておくのが無難だと思います。 筆記用具も、特に法律上は決められていません。理論的には鉛筆でもいいように思えますが、消えたり改ざんされるおそれがありますので、ボールペン、万年筆などにすべきでしょう。 作成日付は、具体的に書きましょう。 やりがちで怖いところですが、例えば「平成24年2月吉日」というような日付の記載を無効とした判例もありますので、きちんと日にちまで、慎重に記載しましょう。 氏名については、例えば「渡邊」さんが「渡辺」と記載していても、有効です。 同一性があればよく、芸名でもよいと言われています。 但し、争いの余地を残すのは避けた方が無難であり、念のため戸籍通りに記載した方がよいかと思います。 さらに、夫婦で一つの遺言書に記載することはできないものとされています。 それぞれ、別々に遺言を作成しましょう。 また、 「印」 を押す必要があります。 法律上は、実印でも、認印でも、拇印でもいいことにはなっています。 但し、あとで有効性を争われてはいけないので、実印にしておいた方が無難です。 そして書き終えたら、(法律上は絶対の要件ではありませんが)封筒に入れて、しっかりとのり付けをして、封に印を押します。 そして封筒の表には例えば「遺言書」と書き、裏には、 「この遺言書は開封せずに、私の死後、直ちに家庭裁判所に提出してください」 などの文言を書いておきます。 何年か経って、遺言書を発見した相続人や遺言書の保管者は、相続の開始を知った後、 ・遺言書を開封することなく、 ・家庭裁判所に提出して検認を行う 必要があります。 この検認という手続を行うのに、少し手間がかかり、 「公正証書遺言は、作るのは手間がかかるけど、相続人が楽」 「自筆証書遺言は、作るのは楽だけど、相続人が大変」 などといわれています。 遺言者の出生から死亡までの戸籍謄本、相続人全員の戸籍謄本を提出する必要があり、戸籍の収集に大変な労力を伴うことがあります。 戸籍の収集をするために、我々弁護士や司法書士に依頼をされる方もいらっしゃいます。 実は理論的には検認をしない自筆証書遺言も無効にはなりません。 しかし、5万円以下の過料の制裁があります(1005条)。 また、検認を経ないと、自筆証書遺言に基づく相続登記は法務局が受け付けてくれません。 やはり、この手続を避けるためにも、公正証書遺言を遺すべきだとは思います。 次回は公正証書遺言について、概略を記載致します。

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