勝又 敬介(かつまた けいすけ)

依頼者に対して常に全力で答え、よりよい法的なサービスを追求することが目標です。皆様の声をお聞かせいただき、それに答えるべく努力する姿勢を貫く所存です。現在は主として消費者事件に関心を持っておりますが、幅広く民事事件、刑事事件、企業法務などに取り組んでいきたいと思います。
一口に消費者事件といっても、多重債務問題や、食品の安全性・産地等の偽装に関する問題、欠陥住宅問題、PL法、先物や未公開株などの投資被害事件まで、極めて幅広い分野が含まれます(これでも一部にしか過ぎません)。こうした多数の問題があることに加えて、新しい知識・情報を常に追い続けなければならず一生勉強が続くという点で、大変な仕事になる一方で、やりがいも感じています。
消費者事件の中で私自身が現在主に取り組んでいるのは、欠陥住宅問題、投資被害事件などです。これらの事件については高い専門性が求められるので、弁護士によっては敬遠しがちですが、この種の事件は被害が極めて大きく、金銭面に限っても一生を台無しにしかねないほどの大きな損害を被りますが、相談者によっては大きな心の傷を抱えてしまう方もおられますので、専門家である弁護士が力になる必要性は高いといえます。
こうした方々から、全幅の信頼を得て事件に取り組み、損害を回復して相談者の財産と笑顔を取り戻せるように日々勉強に励んでおります。
経歴
1998年 | 慶応義塾大学法学部法律学科入学 |
---|---|
2002年 | 慶応義塾大学法学部法律学科卒業 |
2003年 | 司法試験合格 |
2004年 | 司法研修所入所(第58期) 愛知県名古屋市にて司法修習 |
2005年 | 弁護士登録 |
2008年 | 名城大学大学院法務研究科講師 |
活動
消費者問題対策特別委員会には、多数の部会、チームがあり、消費者問題という間口は広く、かつ専門性の高い問題に対処できる体制を整えています。
私は消費者信用部会という多重債務問題を主に扱う部署に所属しており、現在は部会長を務めております。この部署では、弁護士会のサラクレ相談について、弁護士向けの研修を年2回主催しています。このほか、名古屋地方裁判所の破産事件の傾向を調査する、破産事件の名古屋地裁の運用について裁判所と協議する、といった活動も行っています。
また、消費者委員会の中でも専門的な事件を扱う、投資被害チームとPL・欠陥住宅チームに所属しています。投資被害チームでは、証券やデリバティブの問題、先物や詐欺的投資被害案件などを幅広く扱い、これらの事件について研究活動を行っています。PL・欠陥住宅チームは、PL法の問題と、欠陥住宅の問題を扱い、現在は主に欠陥住宅の問題について研究して、弁護士向けの書籍を発行する予定です。
多重債務対策本部は、多重債務問題やそれに付随する問題を扱い、自治体など友協力して相談体制を充実させています。
交通事故相談センター運営委員会は、交通事故被害者向けの無料相談を運営しているほか、交通事故事件を扱う弁護士向けの研修や、名古屋における交通事故賠償の実務について解説した、弁護士向けの書籍の発行を行っています。
研究会活動としては、名古屋先物証券問題研究会、先物取引被害全国研究会、全国証券問題研究会に所属しています。これらは、先物や証券、デリバティブなどの投資被害案件を研究する名古屋の、あるいは全国規模の研究会であり、弁護士間の情報交換と定期的な研修を行っています。
また、名古屋消費者信用問題研究会は消費者側の多重債務問題を研究する研究会で、過払いの問題について書籍を発刊しています。
全国倒産処理弁護士ネットワークでは、消費者の多重債務問題に限らず、企業の倒産や再生の案件についても研究を行い、裁判所の運用などについて情報交換を行っています。欠陥住宅被害東海ネットと欠陥住宅被害全国連絡協議会は、欠陥住宅の問題について消費者側の立場で研究する団体で、弁護士のみならず多数の建築士も参加して、欠陥住宅という専門性の高い問題について、日々研究を行っています。
【研究会等】
名古屋先物証券問題研究会、先物取引被害全国研究会、全国証券問題研究会、名古屋消費者信用問題研究会、全国倒産処理弁護士ネットワーク、欠陥住宅被害東海ネット、欠陥住宅被害全国連絡協議会
【著作】
「Q&A消費者取引トラブル解決の手引」(共著)(新日本法規、編集:名古屋消費者問題研究会、平成29年)
【講演・セミナー】
2022年 7月 難しくない。知って得する相続贈与セミナー